親の心の傷と自分の傷に真剣に寄り添い出して早2年がたった。
毒親、アダルトチルドレン、あらゆる育児本、アドラー心理学たくさんの本を読み漁った。
そしてはじめて自分の傷と親の傷に心から寄り添うことができてきた。
寄り添うといっても親を慰めるわけでもなく、尽くすわけでもない。
ただ心から寄り添い、共感した。
親の気持ちと自分の気持ちに。
ずっと長い間親を恨んで責めた。
でもあれは必要な作業だということもあとで本で知った。
そしてそれを経て、
いい距離感で、
眺められるようにもなった。
はじめて親と分離したのだとも思えた。
それまでは長い月日だった。
そして自分の傷はそうして癒えていった。
もう親のことで悩むことも減った。
なぜかといえば冷たい話にも聞こえる方もいるかもだが親の問題は私の問題ではないから。
もちろんできる範囲はするが、それ以上介入はしない。
今は私は私の人生を生きているから。
親の傷は未だに消えることはなさそうだ。
辛いだろうなと心痛めるときは度々ある。
でも今は課題の分離をすることができる。
考えたって私にできることはない。
私が考えたところで、
親の傷は癒えないだろう。
親の課題だ。
私の課題ではない。
八つ当たりをされようと、
傷をみせびらかされようと、
私には何もできない。
ただただ気持ちを寄り添うだけ。
それしかできないのだ。
だから今は傷つくことはなくなった。
私と親を分離できてから、
私の人生を心から
楽しむことができるようになったのだ。
自分の人生。
一度きりの。
私の人生。
誰のものでもない。
これが本当の意味での自立なのかもしれない。