育児の壁。
何度も立ちはだかる育児の壁。
初めに直面したのは
出産した初日。
可愛い我が子を見たとき、ハイになった。
体の疲れも忘れて、元気に産まれてきたことだけでもう最高だった。
だがその晩、一気に壁が現れた。
夜寝たあと、悪夢にうなされ、冷や汗とともにおきる。
我が子にあって強い不安にかられた。
私はこの子をちゃんと本当に育てられるのか。
涙が溢れ出し、夜中泣き明かした。
夜も眠れず、完全に不安定な状態に。
それでも我が子は可愛い。
そのぶん不安はより一層大きいものとなった。
そして次の日から娘の夜泣きが酷かった。
夜中抱っこして
部屋で毎日夜中抱っこしているのは私だけだった。
今思えば私の精神状態が悪かったこともあったのだろう。
そして同じ部屋の母親に「母乳飲ませるかなんとかしなよ。」
と怒られた。
「私はやっぱり駄目な母親なんだ。」
とまた自分を追い詰める。
あっという間に病院生活はこうして過ぎた。
退院して少しホッとして
ようやく娘の夜泣きも減り、
落ち着いた。
でも右も左もわからない私は毎日育児本を読み漁りながら手探りで育児していく日々だった。
気絶して眠ってしまう日があるくらい頑張っていた。
もちろん主人がいるときだが。
でも私は精神疾患だという自分だからということで主人に助けてもらえばもらうほど娘をとられてしまう変な気持ちになり、辛くなっていた。
だからなるべく自分でとなってしまってぎりぎりまで一人で頑張ってしまっていた。
初めての子育ては疑心暗鬼になり、色んなことで自分を自分で苦しめられてきた。
今思えばもっと気楽で良かった。
もっと肩の力を抜けばよかった。
もっと周りを信用して頼ればよかった。
なのに娘はちゃんと育てなきゃが強すぎて、
自分をぎりぎりまで犠牲にして頑張ってしまっていた。
大きな落とし穴に落ちてしまっていた。
娘が4歳になりようやく気楽にたのしく育児ができております。
どんなときも一生懸命でしたが何度も壁にぶち当たり悩みました。
これからもその繰り返しだと思います。
でも何より自然の愛情が大切で
作ろうものではないと実感しました。
そのためには母親の余裕が大切で、
人に頼りながら
一人で孤育てではなく、
色んな人の力をお借りしながら
余裕を保てたらなと思います。
もし子育てが終わって手が空いたら
子育て中のお母さんたちのお力に
なっていけたらなと思います。