この頃薬物中毒でほぼ不在の父。
そして一人で働いて育児をする母と暮らす。
母親には余裕がなかった。
夜通し一人で過ごす事もあった。
隣人が駆けつけるほど一人で泣いた日もあった。
母親の当て先は私しかいなかった。
愛情のない幼少期だった。
この頃から今思い返せば病気の症状の幻覚がでていた。
『お母さん虫、私の足に虫がたくさんいるの』
と泣きわめくわたしに呆れかえっていた
この頃わたしは、度々足に小さな虫がたくさんついていて気持ち悪い早くどこかにいってと泣いていた。
私には本当に虫が、見えていた。
ものすごい恐怖だったのを覚えている。
この頃から病気は始まっていたのかもしれない。